精密根管治療 (歯を残したい、神経の治療した歯がまた腫れてきた)

根管治療
重度のむし歯でも歯を
残すための治療
~根管治療~

むし歯が進行してしまい、歯の中の神経にまで汚染が進んでしまうと、
そのままでは抜歯を余儀なくされます。
しかし一度削ったり抜いてしまったりした歯は二度と元には戻りません。
天然歯はできるだけ残すことが大切です。
重度のむし歯でも抜歯を避けるために行うのが根管(こんかん)治療です。とても複雑な形状をした細い根管から汚染された神経や血管、歯質を取り除き、洗浄・消毒し、さらに薬剤を詰めます。

根管治療が必要なケース

歯の神経にまでむし歯の汚染が進んでしまっているときは、食べたり、飲んだりの刺激がなくても歯がズキズキ痛みます。
歯を咬み合わせるだけで痛むのも重度のむし歯のサインです。
そして歯ぐきが腫れていて、その部分を押すと激痛が走る場合も根管治療が必要になります。

根管治療の流れ

根管治療
  • STEP01汚染歯質の除去
    むし歯に汚染された神経、血管、歯質を除去します。
  • STEP02根管内の長さの計測
    根管内を洗浄したあと、根管内の深さを計測します。
  • STEP03消毒
    細菌が残らないように根管内を消毒します。
  • STEP04密閉
    根管内にすき間ができないように薬剤を充填して密閉します。
  • STEP05土台作製
    被せ物を装着するための土台を装着します。
  • STEP06被せ物装着
    土台に被せ物を装着して治療終了です。

しかし根管治療は保存療法といわれ、限られた条件下で行うため、
歯の根管治療の成功率は、60~80%程度(日本歯内療法学会)
つまり、歯の神経を取ると2割から4割は歯が持たなくなるということです。
この成功率をできるだけ高めて、歯を保存するために当院では種々の先端技術を駆使して治療を行っております。

デジタルレントゲン、
CTを活用した正確な診査診断

根管治療を行う前に、まずデジタルレントゲン、必要に応じてCTで患部を立体的に把握します。デジタルレントゲン、CTを活用することで患部の詳細情報が得られるので、正確な診査・診断ができ、精密治療が可能になるのです。

再発を減らすためのズーまたは
ラバーダムの使用

ズーとは、治療する歯の周りに設置する吸引機で、ラバーダムとは、
治療する部位だけを露出させることができるシートです。治療部位に唾液が入ってしまうと、
むし歯の原因菌が混入してしまいます。すると再発につながってしまうので、注意が必要です。
ズー、ラバーダムを使用すれば、根管治療の成功率を高められます。また使用する薬剤がお口の中に流れ込むのも防げます。

拡大鏡を用いた精密根管治療

根管治療
拡大鏡が根管治療に必要な理由

歯の神経が入っている歯髄は多種多様な形態をしており、複雑かつ湾曲しています。
この複雑な形態をしている歯髄の神経を全て取り除く治療を、従来は歯科医の経験と勘で行ってきていたのが実情です。
当院では、治療時に拡大鏡を使用して、5倍~8倍の拡大視野で診療しており、
拡大鏡を使用することで直接根管内を見ながら精密に治療を行うことが可能となるため、
細菌の感染した歯質を残したりすることなく、湾曲した根の先まで治療することができます。
これらのことから、治療成功率を高く維持できております。

WAVE ONEシステムを用いた
効率の良い根管治療

WAVE ONE NI-TI システムの特徴

反復回転運動(レシプロケーティングモーション)により、短時間で根管の拡大形成するため、
従来の半分以下の時間で治療でき、患者様の負担を軽減。
独自の回転運動、ドリルの形態の開発により歯質への食い込みを抑え改善されました。
通常の診療で使用されているステンレス製のファイル応力により変形してしまいますが、
Wave Oneでは、変形しない超弾性をもっているため、形態が複雑で湾曲した根の治療でも理想的に行うことができます。

ペントロン社の治療システム

根管治療時の中で重要なステップの一つが根管内の滅菌・消毒です。
治療では根管内の細菌に感染してしまった歯質を器具で削り除去しますが、その削りかすが象牙細管という歯にある細かい管の中にすりこまれ、十分な消毒・滅菌が出来くなります。
細菌が感染した歯質(スメアープラグの形成)の除去が重要になります。

当クリニックでは、ペントロン社の治療システムを使用して特殊な薬剤により細菌に感染した歯質(スメアープラグの形成)を 除去することで、治療の成功率をあげることを可能にします。

根管充填

根管治療
根管充填のステップ

歯の根管の中を十分に消毒した後、最終的なお薬を歯の根管の中に詰めていきます。
体に害がなく、閉鎖性の良い、ガッタパーチャーという天然ゴムを主成分としたお薬を隙間なく詰めます。
この時に死腔(隙間)ができてしまうと、その隙間で、細菌が繁殖し、そのことで治療をしてから数年後に膿がたまったり、痛みが出て来る危険性があります。 再度の治療が必要になり、歯を抜いてしまわないといけないことになってしまいます。
当院では軟化させたガッタパーチャを填入することで隙間なくお薬を詰めることでそのリスクを最小限にします。

根管治療では対応できないケース

歯根端切除術

歯根には大根のヒゲのように側枝と呼ばれる神経の出入り口があり、
従来用いられる歯科器具で完全に側枝の感染源を除去するのは困難と言われています。
ゆえに一度治療した歯でも再感染のリスクがあり、側枝が原因の場合、再度根管治療を行っても治癒しないことがあります。
また、根尖の病巣が大きい場合や深く土台が入っているものや自費の被せ物を入れている場合、
再治療自体が困難なこともあります。そのような時に外科的に感染している歯根を除去する方法が歯根端切除術です。
当院の院長は口腔外科の認証を受けておりますので安心して治療を受けることが出来ます。

専門医師の紹介

根管治療は細かく難しい治療のため、根管治療専門の医師との連携が重要になります。
そのため、当院では複雑な根管治療の場合、根管治療を専門に行っている医師への紹介を行っています。